【英語多読と英検】「多読で英検合格」までの道のり

こんにちは😊
絵本とBBカードで学ぶ英語教室「すぎのこ英語多読教室」です。

今日は「英語多読で英検」についてのお話です。

すぎのこでは、小学生には英検受験を積極的におすすめしていませんが

高学年以上の子で

「多読で充分力を蓄えてきたな！」
「多読のレベルがだいぶ上がってきたけど、今の自分の実力を知りたい！」

という子には、英検直前の約1か月前から、5回の対策レッスンを提供しています 

多読は日頃なかなか自分でその効果を実感しにくいもの。

ところが、過去問を使った対策レッスンでは

「あれ！なんか長文がスラスラ解ける！」
「リスニングがほぼ全問正解！」

ということが、起きます。

そして、このとき「多読の底力」と「実力」を自分自身で知ることができ、

「多読を毎日コツコツやっていたおかげで、気がついたらここまで力がついてた！」
「これからもっと多読を頑張るぞ！」

につなげることができるのです👍

だから、直前に過去問を使いながらちょっとしたテクニックをお伝えするだけで、５回の対策レッスンでも毎回点数を上げていくことが可能となります。

「そろそろ英検受けてみる？」の声かけのタイミングが大切。

むやみに背伸びした受験はさせません。
背伸びした結果、小手先だけの英検テクニック対策になりがちで、
それは「本当の英語力」とはなりえません。

ひとつの級に合格したら、テキストは脇に置いて、また毎日黙々と多読を続けましょう！

それでは、英語多読は万能でしょうか？？

答えはNO！です。
多読の量と質にもよりますが、ある程度の級以上（２級くらい～）になれば、文法も学びつつ、多読＆精読をバランスよく鍛えることが、英検においては断然近道です。

例えば、多読だけで語彙力や文法力をつけるには限界があり、やっぱり単語帳や問題集に頼ったほうが効率よく学べます。

「効率よく英検合格する」ためには、＋テキストでの勉強も必要かもしれませんが、「英語絵本をワクワクしながら読んでいたら、いつのまにやら自然な英語力といろんな知識のオマケまでついてきちゃった！」を目指したいと思います！

～英検合格まで　中学生の場合～

Aちゃん（中２）の３級合格まで

英語学習スタートは小６冬。
入会当時、英語にとても苦手意識が強いAちゃんでした。

最初は歌やチャンツで英語の音のインプットを楽しく行いながら、文字学習は小学生のうちにフォニックスを駆け足でやり、中学までに「英単語を読むこと」へのハードルを下げることを目標にしました。

多読は中学生になってからゆっくりペースでスタート。
最初は月に6000語程度でした。
ところが中１の冬頃から突如ペースが上がり、毎朝必ず読む習慣ができると、一気に5倍の月3万語ペースに！

すると…!! 英語力のアップが目に見えて現れはじめました。

入会から2年、多読を本格的にスタートしてから1年で順調に力をつけていった成功例のAちゃんです。
英検合格よりも「苦手科目」が「得意科目」になったこと、「将来英語圏で働きたい」という夢まで語れるようになったこと、が何よりも嬉しいです。
この調子なら準２級合格も、多読ですんなり叶えてくれるのは間違いないと思います！

Tくん（中2）の準2級合格まで

英語は小学校低学年からのおうち英語で、なんとなく「読み書き」OK。
多読は小６の夏スタート。

Tくんは英検３級～準２級までの道のり、多読のみで約2年でした。英検の対策としては直前の過去問テキストで数回のみ。単語力不足とライティングの点数が若干低かったものの、多読の強みを存分に発揮してくれ、長文とリスニングは高得点での合格となりました。今はYL1.0以上の本を中心に多読を進め、週１回の精読もプラスして２級に備えています。

短期間にレベルアップできた中学生の特徴は・・・

• ほぼ毎日20分〜30分の多読を習慣化できている。
• 自分の好きな本のシリーズがある。
• リスニング対策のためにも、試験前は毎日音源（CDなど）を使った多読をしている。
  
  ただし、多読の弱点でもある、単語や熟語強化とライティングが課題であると感じているのが共通点です。
  
  
  語彙力強化とライティング指導については、また別の機会にお話させていただきたいと思います。